【キーンランドC】ルメール ヴェントヴォーチェで今年2度目の重賞V「上のクラスでも通用する」

2022年08月29日 05:30

競馬

【キーンランドC】ルメール ヴェントヴォーチェで今年2度目の重賞V「上のクラスでも通用する」
キーンランドCを制してガッツポーズのルメールとヴェントヴォーチェ(撮影・千葉茂) Photo By スポニチ
 「第17回キーンランドC」はルメール騎乗のヴェントヴォーチェが制し、牧浦充徳師(48)はJRA重賞初勝利(地方で重賞2勝)となった。
 重賞レース直後の心地よい風が吹き抜ける脱鞍所にルメールの笑顔が戻ってきた。重賞タイトルを量産してきたトップジョッキーがオークス(スターズオンアース)以来となる今年2度目のJRA重賞V。「今日はいい競馬ができました」。口取り(優勝記念撮影)ではヴェントヴォーチェのタテガミを揺らす札幌の涼しい風に表情を緩めた。

 タイトル数が減っても腕に衰えはない。スタート直後、他馬と接触して15番手に下がる不利があっても、慌てず折り合いに専念。3角から一気に動くと、ぽっかり空いたインの経済コースを突いた。

 イタリア語で「風の声」と命名された新パートナーを追い風に乗せるように加速する。ウインマーベルを半馬身捉えてのゴール。「自分のリズムで走らせたらいい瞬発力を使える。スムーズに馬群をさばけた。上のクラスでも通用するスプリンターです」と振り返った。

 2月のサウジカップデーでは重賞4勝の離れ業を演じながらJRA重賞はオークス直前まで29連敗。宝塚記念後は欧州遠征で再びJRA重賞から遠ざかったが、「風の声」に促されるようにタイトルを引き寄せた。

 ヴェントヴォーチェ 父タートルボウル 母ランウェイスナップ(母の父ディスタントヴュー)17年4月20日生まれ 牡5歳 栗東・牧浦厩舎所属 馬主・エデンアソシエーション 生産者・北海道日高町の下河辺牧場 戦績12戦6勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億3391万8000円 馬名はイタリア語で「風の声」の意味。

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