ボートレース「第131期生修了記念競走」石渡翔一郎が逃げてチャンプ 父は現役レーサーの鉄兵
2022年09月22日 19:10
ボートレース
「逃げ切れて率直にうれしいなと思います。今まで支えてくださった教官方や、同期のみんな、家族に喜びを伝えたいです」
父(現役ボートレーサーの石渡鉄兵、47=東京)の背中を追いかけ、2回目の受験で合格。訓練中のケガでリーグ第1戦、2戦は欠場せざるを得なかったが、確固たる決意で努力を続けてきた。その結果が見事在校勝率No・1、そして東京支部からは112期の馬場剛以来となる養成所チャンプに輝いた。
「何とか食らいついて、最後まで残ってやろうという気持ちで1年間過ごしてきました。最終的に父親を超えられるレーサーになりたいと思っています」
数字が示すように、センスがあることは間違いない。11月8日からの多摩川でプロデビューとなるが、いつかは父とSG優勝戦での直接対決を楽しみにしておきたい。
◇石渡 翔一郎(いしわた・しょういちろう)2002年(平14)10月23日生まれ、千葉県市原市出身の19歳。リーグ勝率7・65。座右の銘「買って驕(おご)らず負けて腐らず」。父は現役ボートレーサーの石渡鉄兵。1メートル58、52キロ。血液型O。