【JBCレディスクラシック】ヴァレーデラルナV 岩田望がJpn1初勝利!父・康誠と父子制覇

2022年11月04日 05:10

競馬

【JBCレディスクラシック】ヴァレーデラルナV 岩田望がJpn1初勝利!父・康誠と父子制覇
JBCレディスクラシックを制したヴァレーデラルナ(12)騎乗の岩田望騎手は鞍上でこん身のガッツポーズを見せる Photo By スポニチ
 ダート競馬の祭典・JBCは3日、8年ぶりの開催となった盛岡と門別で行われ、JBCレディスクラシックは3番人気のヴァレーデラルナが重賞初制覇を果たした。
 ヴァレーデラルナの馬上で勝利を確信した岩田望が右手に持ったムチを突き上げる。父・康誠が第1、2回を制したレディスクラシック(11、12年ミラクルレジェンド)で記念すべきJpn1初制覇を達成した。岩田望は「終始ちょっとヒヤヒヤするレースだったけど勝ててホッとしています。努力を怠らず、来年、再来年以降も日本を盛り上げられる騎手の一人になりたいです」と笑顔を見せた。

 大外枠から一気に内へ切れ込んで2番手へ。リズム良く進んだが、テリオスベルが3角過ぎで進出してからは苦しい展開に。一度は前に出られたテリオスベルを直線でしぶとく抜き返すと、次は脚をためた後続勢が襲いかかる。最後はド根性。グランブリッジを首差しのぎ、文句なしの強さで駆け抜けた。鞍上は「ゲートだけ気をつけました。テリオスベルが早めに来るなと準備していたが、無理に競らないようにと思っていた」と納得の騎乗を振り返った。

 師匠の藤原師もご満悦。「迫ったのが福永でした?“今度は勝たせてくれ、世代交代させてくれ、望来頑張れ!”と思って見ていた」。3歳ながら4連勝でビッグタイトルを手にした愛馬については「馬にはきついローテで、栗東から13時間の輸送もこなした上での精神力の強さがある。血統的にもダート向きだけど、前向きな気性がいい」とメンタル面を称賛。これで貴重な賞金を加算し、次もいずれかのダート重賞が目標に。3歳と22歳のフレッシュ人馬が今後のダート戦線を盛り上げそうだ。

 ◆ヴァレーデラルナ 父ドゥラメンテ 母セレスタ(母の父ジャンプスタート)牝3歳 栗東・藤原英昭厩舎 馬主・ラ・メール 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績10戦5勝(地方1戦1勝) 総獲得賞金1億2004万4000円。

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