【JBCスプリント】ダンシングプリンス 世界へ弾みの逃げ切りV 宮田師「来年もサウジやドバイへ」

2022年11月04日 05:12

競馬

【JBCスプリント】ダンシングプリンス 世界へ弾みの逃げ切りV 宮田師「来年もサウジやドバイへ」
JBCスプリントで優勝した三浦皇成騎手騎乗のダンシングプリンス Photo By 提供写真
 ダート競馬の祭典・JBCは3日、8年ぶりの開催となった盛岡と門別で行われ、JBCスプリントは3番人気のダンシングプリンスが逃げ切り勝ちを収めた。
 前走の鬱憤(うっぷん)を晴らす鮮やかな逃走劇だった。6番枠からダッシュ良くハナを奪ったダンシングプリンスが、最後までスピードを鈍らせることなく、力強く押し切った。4戦ぶりに手綱を取った三浦は「率直にうれしい。これだけの馬に乗せていただいたことに感謝し、しっかりいい仕事ができてホッとしています」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。三浦は14年全日本2歳優駿(ディアドムス)以来のJpn1制覇となった。

 JBCスプリントの予行演習として、8月に当地で行われたクラスターCに出走。距離も同じ1200メートル。京葉S、カペラS、リヤドダートスプリント、北海道スプリントCと1200メートル戦4連勝。国内外舞台を問わず強い競馬を見せてきたダンシングを、ファンは単勝1・4倍の圧倒的1番人気に推した。だが直前の豪雨の影響で、スタート直後に脚を滑らせて出遅れるアクシデント。道中3番手まで挽回したが、序盤の不利は大きく力尽きて4着に敗れていた。

 宮田師は「前走は大雨だったし周りを気にしていた。今日も雨は降っていたけど普通に出てくれた。11月にここでリベンジしようと思ってやってきた。偉い馬です」と褒め称えた。三浦ともレース前から作戦をしっかり話し合った。「ゲートはさほど速くないのですが二の脚は速いので、無理に出さずに行こうと言いました」と明かした。6歳にしてダート短距離の頂点に立ったダンシングプリンス。指揮官は「来年もサウジやドバイへ行けたら」とさらなる高みを見つめていた。

 ◆ダンシングプリンス 父パドトロワ 母リトルブレッシング(母の父バブルガムフェロー)牡6歳 美浦・宮田敬介厩舎 馬主・吉田千津氏 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績16戦11勝(地方6戦5勝、海外1戦1勝) 総獲得賞金3億2554万9300円。

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