【ホープフルS】聖奈×スカパラダイス軽快!力強く駆け抜けラスト1F12秒2

2022年12月23日 05:00

競馬

【ホープフルS】聖奈×スカパラダイス軽快!力強く駆け抜けラスト1F12秒2
今村を背にCWコースで追い切るスカパラダイス(撮影・亀井直樹) Photo By スポニチ
 22年ラストのJRA・G1「第39回ホープフルS」(28日、中山)の追い切りが東西トレセンで行われ、ルーキー今村聖奈のG1初挑戦となるスカパラダイスがCWコースで軽快な動きを見せた。
 G1初騎乗のルーキー今村聖奈とスカパラダイスは雨が降り続いた午前7時過ぎ、CWコースで追い切った。序盤からリズム良く運び、人馬一体の走りでピッチを上げていく。直線は外めを通り、軽く仕掛けると力強い脚さばきで駆け抜け、6F84秒7~1F12秒2の時計をマークした。

 今村は「この馬のリズムを大切にしながら折り合い重視の形で乗りました。水分を含んで時計のかかる馬場でしたけど、しっかり動けていたと思います」。コンビを組むのは2走前の野路菊S6着以来。「久しぶりに乗りましたけど凄く成長を感じられました。筋肉の張りというか、見ていてもパンパンで充実している馬体。中身がしっかりしたというのもあると思います」と感触を口にした。

 8月20日の小倉6Rで地方交流を含めた通算31勝に到達、G1騎乗可能となった鞍上。その翌週にコンビを組み、新馬Vに導いたのがスカパラダイスだった。レースは後方から早めに仕掛けて動き、3馬身差の快勝。勝利に導いた直後には「まだまだ良くなる馬。これからともに頑張っていければと思います」とコメントを残した。

 期待していたパートナーとのコンビで挑む初めての大舞台。「今年最後となるG1に、こうして所属する寺島厩舎の馬で乗せていただくことに馬主さんをはじめ、先生やスタッフの方々に改めて感謝したいと思います」とし、その上で「自分の中ではゲート試験を受けた時から素質を感じていた馬なので、凄く頑張りたいという気持ちもあります。いいレースをして少しでも恩返しすることができれば」と意気込む。

 重賞初騎乗V、史上5人目となるデビュー年のJRA50勝達成など22年の競馬界を盛り上げた大物ルーキー。今年最後のG1舞台でも、その手綱さばきから目が離せない。

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