【フェアリーS】ディナトセレーネ 良血が導く初重賞獲りへ!スムーズに加速して先着
2023年01月06日 05:00
競馬
尾関師は「(放牧から)戻って来てからよく動けている。今日も良かった」と、思い入れある血統の愛馬の動きに目を細めた。父レッドファルクスは同厩舎所属で、鋭い末脚を武器に16、17年とスプリンターズSを連覇。母系も母の母がG14勝のダイワスカーレット。大いに活躍が期待される良血馬だ。師は「まだこれからの馬だけど、走ることに真面目なので、この時期から頑張ってくれている。先々は短いところがいいのかもしれないが、今のところ折り合いの心配がないので、1600メートルは良さそう」と展望した。
未勝利を勝って臨んだ前走・アルテミスSは2番手から運んだが6着。直線伸びてはいたが、上位馬の決め手に屈した。ただその時の2着で、後に阪神JFを勝ったリバティアイランドとはわずか0秒3差。強敵相手に秘めた能力を示したといえる内容だった。「スタートが良すぎてああいう形になったが、いい経験になった。相手もそれなりのメンバーだったしね。差のない競馬ができたし、中山の方が向きそうだから」と指揮官。血統背景からも、23年牝馬クラシック戦線をにぎわせてほしい一頭だ。