【中山記念】ソーヴァリアント極上!軽い仕掛けで切れたラスト11秒2
2023年02月23日 05:25
競馬
16日の1週前追いには横山武が騎乗して6F79秒1~1F11秒7の好時計をマーク。この日は6F84秒3と全体時計こそ遅かったが大竹師は「先週は全体時計を見た。今日はメリハリが利いて良かったです。前に馬を置いて、どういう形でどうかを見たかったのですが、冷静に走れていましたね」と満足げだった。
一昨年のチャンレンジCで重賞初制覇。その後、骨折し9カ月の休養を挟み、昨年のオールカマーで復帰。陣営が「デビュー以来、最高の出来」という状態で挑んだが、レース中に心房細動を発症して最下位(13着)に敗れた。そして再度、挑んだ昨年のチャレンジCで連覇を達成。指揮官は「オールカマーの時の出来が良かったことを否定はしない。今思えば骨折後の長期休養後で、フィジカルとメンタルが合致していなかったのかもしれない。体はできていたけど、気持ちが整っていなかった。フィジカルは高い次元で維持できている。今は気持ちも整って、両方のバランスがいいところに来ている」と胸を張った。
G1馬3頭を含め、重賞ウイナーが9頭も集まった豪華G2。勝てば大阪杯(4月2日、阪神)の優先出走権が与えられ、ここをステップにG1獲りの青写真も見えてくる。「初めての1800メートルですし、メンバーも一気に強くなる。あくまでも挑戦者の立場。チャレンジCを2回勝っただけですから。でもこの間のパフォーマンスを見ると、そう言われても仕方ないかな」。真の実力を示す時が来た。