【中山記念】トーラスジェミニ 逃走で波乱呼ぶ

2023年02月23日 05:25

競馬

 【東西ドキュメント・美浦=22日】勝負事にレバ、タラは禁物だが、悔しくて口にすることもある。「ゴール板がもう少し手前にあったら…。スマイルジャックを思い出しましたよ」。先週のダイヤモンドSに送り出した13番人気ヒュミドールがゴール前で首差かわされて重賞初Vを逃した小手川師。師匠の小桧山師相手にぼやいている。小桧山厩舎のスマイルジャックがゴール前でディープスカイに差されたのは08年ダービー。「東京競馬場のゴール板が移動(1角寄りに37メートル)していなければ」。当時、同厩舎の助手だった小手川師は厩舎仲間とレバ、タラを連発したのだった。
 小桧山師が中山記念に送り出すトーラスジェミニ。一昨年の七夕賞で重賞初制覇を飾る以前には「ゴール板がもう少し手前にあったら…」と思わせるレースをしてきた。20年のエプソムCでは18番人気で逃げまくって3着。近走は大敗続きだが「長い有給休暇(7カ月の休養)を経て、いい雰囲気になってきた」と同師は言う。Wコースの追い切りでは定年に伴う有給休暇明けの梅崎も思わず身を乗り出す動き。ノーマークの逃げ馬が波乱を呼ぶか。

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