奥井迪(41=東京)が捲りで押し切り快勝。2月上旬に体調を崩して調子を落としていたが、トンネルの出口が見えてきた。3コーナー5番手からグイグイ車を伸ばして前団から先に踏み込んだ細田愛未に先着。「進んでいないが、何とか1着が獲れた。ファンの応援もありがたい。気持ちが前向きになる。前回よりも自転車に力が伝わる感じがある」と復調を感じ取った。
前回の取手はまさかの未勝利に終わったが、初日の白星で通算500勝にあと2勝に迫った。「調子は絶対に良くなる。今の状況が続くわけがない。自分らしくない内容だったが、2日目も1着を目指して頑張ります」。勝利こそが良薬と信じて完全復活への道を歩む。