【セントウルS】ビッグシーザー絶品!坂路4F51秒4、古馬と初対戦も大丈夫
2023年09月07日 05:30
競馬
スプリンターでありながら、この中間は坂路ではなくCWコース主体で攻め込んだ。先月24日には6F77秒1と破格の時計をマーク。「まだ緩いところを残しているので、CWコースで3本。バンバンやりました。ひと夏を越して、だいぶしっかりしてきましたね」と成長も感じ取っていた。デビュー戦から7走オール1番人気。ビッグな期待に応えるべく、密度の濃い攻めを消化してきた。
ちょうど1年前に勝った未勝利戦が中京芝1200メートルで1分7秒9の2歳コースレコード勝ち。そこから破竹の4連勝。前走の葵Sは3着に敗れたが、逃げを打ったモズメイメイを直線で追いかける形。最後は甘くなって2着馬に首差かわされた。決して力負けではない。トレーナーは「早い段階から1分7秒台で走れるのだから優秀ですね。時計的には初めての古馬相手でもやれると思います。重量も軽いし、若き力を見せたい。弟の分もね」と締めくくった。
先週の小倉2歳Sは全弟ビッグドリームが1番人気を背負って4着に敗れた。「スタートして2、3完歩目でつまずいたし、外差しの競馬にもなりましたからね」と悲観の色はない。舞台を阪神に替えて兄の出番。バトンはしかと受け取った。秋の大舞台へ、高らかに飛び立つ。