【秋華賞】フットワークの質上々なヒップホップソウル

2023年10月12日 05:23

競馬

【秋華賞】フットワークの質上々なヒップホップソウル
3頭併せで追い切るヒップホップソウル(手前)(撮影・郡司修) Photo By スポニチ
 【G1ドキュメント・美浦=11日】イクイノックス、プレサージュリフト、ノッキングポイント…。木村厩舎の追い切り日は、心躍るラインアップが続々と馬場に登場する。その中でキラリと光ったのが秋華賞出走のヒップホップソウル。絶対女王リバティアイランド打破へ、挑戦的な追い切りだった。
 最終リハはWコースで3頭併せ。プレサージュリフト(4歳オープン)、セラドナイト(3歳1勝クラス)を従えつつ、外を先行した。距離ロスがありつつ、前に目標のない厳しい形。それでも道中のフットワークは力強い。直線は馬なりでグッと加速し、実力馬プレサージュリフトに併入。5F69秒3~1F11秒7をマークした。木村師は「いつもいいですけど、良かったですね。走りに対してポジティブでした」と納得の表情だった。

 舞台は京都の内回り。末脚自慢の2冠女王と相対するなら、当然、先行力がアドバンテージとなる。前走・紫苑Sも好位から粘って2着に好走した同馬だが、目指すは無駄のないフットワークでのロスのない先行。輸送を控えたレース当週でも、理想の走りを追い求めた。木村師は「道中でいいフォームじゃないとガソリンをまき散らして走ることになる。絶対女王を倒すため、必要な部分でガソリンを使いたい。フットワークの質は上がっています」と前進をアピールした。

 鞍上には前走から引き続き横山武。コンビ2戦目の相棒について「重賞こそ勝っていませんが、凄くいい馬だと思っていました。(初コースは)難しい馬じゃないので、対応してくれると思います」と前向きな表情。名門厩舎の攻めの仕上げに、高木は重い印を打ちたくなった。

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