【エリザベス女王杯】マーカンド 剛腕でサリエラ導く!今年も妻ドイルと来日、騎手夫婦で日本圧巻
2023年11月10日 05:30
競馬
昨年の騎乗で評価を上げ、今年は1週目のG1・エリザベス女王杯からサリエラのオファーが舞い込んだ。相棒の走りはVTRで確認済みで、マーカンドは「非常にレベルの高い馬。チャンピオンホース(ジェラルディーナ)は強敵で難しいレースにはなるが、まだまだ伸びしろがあると思う」と期待十分だった。
2人とも12月29日まで日本で騎乗する予定。妻のドイルも「今年も夫婦で日本に呼んでいただき、大変感謝している。昨年の経験があるのでいいスタートを切れるイメージがある」と腕をぶす。もう日本競馬を勝つイメージはできている。英国の騎手夫婦が勝ち星量産の構えだ。
◇ホリー・ドイル 1996年10月11日生まれ、英国出身の27歳。14年デビューで、21、22、23年は英国リーディング5、2、5位。昨年のフランスオークス(ナシュワ)で女性騎手初の欧州クラシック制覇。JRA通算は107戦2勝。マーカンドとの結婚は競馬専門紙だけでなくミラー紙やサン紙でも取り上げられた。
◇トム・マーカンド 1998年3月30日生まれ、英国出身の25歳。14年デビューで、21、22、23年は英国リーディングで3、3、4位。JRA通算は138戦16勝。ハガス厩舎の主戦で、主な騎乗馬に同厩舎のアデイブ(G1・4勝)。
《牝馬限定G1国枝師全制覇へ》サリエラを管理する国枝師は、阪神JF、桜花賞、オークス、ヴィクトリアMを2勝ずつ。秋華賞を3勝と牝馬限定G1での活躍は特筆もの。アパパネ、アーモンドアイ、アカイトリノムスメ、サークルオブライフを擁してのものだ。唯一、勝っていない牝馬限定G1がエリザベス女王杯で、このレースを勝てば史上初のJRA牝馬限定G1・6レース完全制覇となる。ここまでの11勝のうち4勝をルメール、1勝をM・デムーロと外国人騎手で勝っている。