【立川競輪 ヤンググランプリ】太田海也 世界のスピードで世代ナンバーワンを証明!

2023年12月29日 05:30

競輪

【立川競輪 ヤンググランプリ】太田海也 世界のスピードで世代ナンバーワンを証明!
優勝カップを掲げる太田海也(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 <ヤンググランプリ>疾風迅雷、電光石火――。もっと速さを感じる言葉が欲しくなる。太田がそのくらい、とんでもないスピードで駆け抜けた。太田は「凄い強いメンバーの中で、自分は一番いい脚力の出し方ができた。4コーナーを回って近くに誰もいないのが分かった」と完勝をさらりと振り返った。
 あの犬伏を粉砕した。打鐘8番手から踏み上げるとホームで先に仕掛けた犬伏とバッティング。それでも「犬伏さんのラインに乗るという選択はなかった」と外からねじ伏せにかかった。そこからは太田VS犬伏。「1、2コーナーで犬伏さんとパッと目が合って出切れないかと思ったが、力と力を合わせるしかないと思った。自力選手として譲れないと思って走った」。最終Bでは前に出切って勝負あり。犬伏に「世界で戦う強さを実感した」と言わしめ、若手No・1を証明した。

 来年はパリ五輪を狙う戦いとなる。「出場権を懸けてネーションズカップ第1戦に出る。いい弾みになった」とニコリ。日の丸を背負って金メダルを獲得すれば、来年はグランプリにも参戦できる。「優勝は評価できるが、もっと改善するところがある」。まだまだ上を目指す快足男の目に、はっきりと凱旋門が見えた。(渡辺 雄人)

おすすめテーマ

2023年12月29日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム