【立川競輪 小野祐一コラム「ここ塗れガンガン」】11R 水菜が最速=最強証明 いざ五輪へ
2023年12月29日 05:30
競輪
12月はナショナルチームの合宿で沖縄へ。ハードに追い込み脚は仕上がった。重箱の隅をつつけば、不安材料は競技とガールズケイリンで乗る自転車がまるで別物だということ。「伊豆ベロドロームで乗ったが、自分の自転車じゃない感じで怖かった」。違和感はあるが、それもきっと杞憂(きゆう)に過ぎない。今年勝った別府「ガールズケイリンコレクション」、松戸「オールガールズクラシック」と、どちらも海外遠征から帰国直後の大会で結果を残した。適応力の高さは随一。何ら心配はない。
父・研一さんの影響で高2から競技を始めた。自転車に乗り始めた頃は東京タワーや東京スカイツリーへも自転車で行ったことがある。次の目的地はパリの象徴としてそびえ立つエッフェル塔。来年、五輪イヤーを迎える佐藤は「またくじけそうになってる部分も、気持ちの弱い部分もあるが、そこはしっかりと強い気持ちで走らなきゃなと感じている」。重圧に打ち勝つため覚悟は固めた。
好位を確保しやすい1枠は最大のライバルとなる児玉の仕掛けを見ながら動ける。ペースが緩んだところで爆速捲り。新女王襲名だ。相手は児玉と、共に初出場で今年の躍進著しい久米と吉川。(1)から(2)(4)(6)。