溝口葵(30=三重・117期)が3場所ぶりの決勝入りを決めた。後ろ攻めで1度は突っ張れるも、打鐘から再進撃。最終ホーム過ぎに出切り、最後は四宮哲郎に差されたがラインワンツーを決めた。溝口は「理想は前を取って突っ張りだったけど、小玉(勇一)君はスタートが早いので後ろからも考えていた。捲りが苦手なので早めに巻き返そうと思った。出だしが悪いので、合わされかけたけど、乗り越えられて良かった。2場所決勝に乗れてなかったけど、脚は悪くなかったので」と笑顔。
大阪籍でデビューしたが、現在は三重に移籍し浅井康太らと鍛錬を積む。周りの支えもあり、デビュー時は70点を切る競走得点だったが、今は90点台まで上昇した。「浅井さんや坂口(晃輔)さんたち、たくさんの方に世話になっている。早くS級に上がって前で走れるようにしたい。今日もレベルは違うけど、前日の浅井さんのG1のレースを見て僕も頑張らないと、と思っていました」と感慨深げだった。