脱帽するしかなかった。準優勝戦一発目の10Rは絶好枠の茅原悠紀(36=岡山)が断然の人気。スタートは自身が「完璧ッスね」と振り返るコンマ08と悪くなかったが、浜先真範が01、船岡洋一郎は00と地元・広島支部両者がその上のタイミングを刻んだ。
究極の“ゼロ台攻勢”には、さすがのグランプリウイナーも抵抗できず3着。昨年の児島に続く中国地区選手権制覇の道が閉ざされた。レース後は「スタート負けですね。僕としてはあれ以上は付き合えない。足はあそこからでも追いついていたし十分ですよ」とサバサバ。すぐに気持ちを切り替えていた。
最終日は5号艇の6Rと絶好枠の11R2走。気分良く締めくくりたい。