【伊東競輪G3「花と海といで湯賞」3日目1R】刈込奈那が今年初勝利「踏もうと思ったら…」
2024年03月16日 15:54
競輪
昨年10月以来の白星を手にした徹底先行レーサーは「打鐘4コーナーから踏もうと思ったら(ファンの声援で)“まーだだよ”が聞こえて。最終バックが取れたらホームまで頑張ろうと思った」と笑顔で振り返った。
昨年10月松戸でデビュー初優勝。このまま勢いに乗るかと思われたが、11月弥彦でぎっくり腰に襲われ、低迷した。「腰痛とは無縁だったので、どうしたらいいのか分からなくて…。なかなかいい着が獲れなかった」。
復帰後は大敗が目立っていたが、春の訪れとともにようやく復調の兆し。「今は歩けるし日常生活ができる。ウエイトトレーニングもできるので」。どん底からはい上がろうと必死にもがいている中で、きっかけをつかむレースになった。
デビューから先行勝負を貫く23歳。この1勝を復活への足がかりにしてみせる。