【住之江ボート G1太閤賞】馬場貴也 高速ターンで押し切って太閤賞初制覇

2024年06月05日 21:55

ボートレース

【住之江ボート G1太閤賞】馬場貴也 高速ターンで押し切って太閤賞初制覇
馬場貴也 Photo By スポニチ
 5日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の馬場貴也(40=滋賀)が自慢の高速ターンで押し切り今年3度目、太閤賞は初、住之江は昨年2月11日の近畿地区選手権以来4度目の優勝を飾った。2着は2周1マークで差した菊地孝平、3着に深谷知博が入り2連単、3連単ともに本命サイドの決着となった。
 得点率トップだった山口剛が4日目ドリームエキシビション(一般戦)で妨害失格のアクシデント、帰郷となってしまった。これで1位に繰り上がったのが馬場。このツキを生かして準優勝戦を押し切り、ファイナル1号艇をゲットした。

 ただ、成績とは裏腹にエンジン自体は仕上がっておらず、優勝戦はイチかバチかのセット交換で臨んだ。

 「ターン回りはバチッと来ていなかったけど、ストレートは上向いてました」

 迎えた本番、進入はゆったりとした枠なり。馬場のイン起こし位置は100メートルより、かなり手前と絶好。スリットからコンマ07で踏み込むと1周1マークは菊地の全速戦、松井繁の差しをあっさりと封じて独走態勢へ。そのままVゴールへ突き進んだ。

 「スリットが同体だったので自分のターンに集中して、うまく回れました」

 これが今年のG1初V。優勝賞金1200万円をゲットし、獲得賞金ランクも暫定で第4位へ浮上した。

 「暮れ(グランプリ)をにらんで1節1節しっかり走っていきます」

 この後も宮島G1の70周年記念(9~14日)、尼崎SGグラチャン(25~30日)とG1、SGロードが続く。前走のSGオールスター優勝戦2着からの今回のV劇。完全に風は馬場に吹いている。

 ◇馬場 貴也(ばば・よしや)1984年(昭59)3月26日生まれの40歳。滋賀支部所属の93期生。2003年11月三国でデビュー。04年3月びわこで初1着。20年8月びわこ周年でG1初優勝(通算7V)。18年11月芦屋チャレンジカップでSG初優出、初優勝の快挙(通算4V)。主な同期は長田頼宗、杉山裕也ら。1メートルメートル。血液型A。

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