【ボートレース ピットUP】角山雄哉 飛躍の予感が漂う男 今年は、きっと違う夏になる

2024年07月13日 04:30

ボートレース

【ボートレース ピットUP】角山雄哉 飛躍の予感が漂う男 今年は、きっと違う夏になる
苦手な季節を克服して勝率アップを目指す角山雄哉 Photo By スポニチ
 今年1月の蒲郡「誰が勝っても蒲郡初優勝!エフエムEGAO杯・家康賞」で通算2回目の優出(3着)を果たした角山雄哉。
 7月の「スポニチ杯・蒲郡ボート大賞」でも肩まで伸びた“ざんばら髪”をピット内で振り乱しながら調整に励み、初日から大奮闘した。4日目後半にフライングを切ったのが残念だったが、それまでは6走して5回の舟券絡み。白星こそ挙げられなかったが「回り足や出足系統が良くて、ターンしてから進んでいく感じがある」というレース足を武器とした大胆なコーナー戦が随所で光った。

 デビュー13年目。5点台の勝率を残した期はまだ1回のみ。24年前期のように、場合によっては3点台まで落とすこともあるが、現在の適用勝率は4・89。今期に入ってからも5点台に迫るアベレージを残すなど、流れは少しずつ変わってきた印象だ。

 「毎年、夏場に調子を崩して3点台になったりするんです。でも今年の6月は例年よりもよく走れたと思っています」

 その言葉通り、6月の1カ月間だけで半年間の1着本数「15勝」の3分の1にあたる5勝をマークした。角山史上、初めて訪れた“バブル”かもしれない。このペースの日常化に成功すれば全体的な勝率アップにつながり、いずれは初のA級昇格への道につながる。

 7月初頭から前倒しで猛暑が続いている日本列島。とにかく暑いが、それでも夏本番はまだ先だ。例年なら尻込みしてしまう苦手な季節の到来も、いまの角山にとっては楽しみでしかない。

 「きっと、今年の夏は違いますね」

 そんな予感が本人のモチベーションをさらに上げている。F持ちとなり、際どいスタートを行ける立場ではなくなったが、エンジンさえ出てくれればコーナー勝負はできる。この夏は“波乗り雄哉”の活躍を見届けたい。

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