【芦屋ボート 全日本王座決定戦】入海馨がG1初制覇 1枠で敗れたヤングダービーの無念晴らす

2024年08月06日 19:02

ボートレース

【芦屋ボート 全日本王座決定戦】入海馨がG1初制覇 1枠で敗れたヤングダービーの無念晴らす
SG並みのメンバーを相手に「全日本王座決定戦」を制し、待望のG1初Vを決めた入海 Photo By スポニチ
 ボートレース芦屋の開設72周年記念G1「全日本王座決定戦」の優勝戦が行われ、入海馨(28=岡山)がインから豪快に押し切り1着ゴール。G1競走は昨年9月下関ヤングダービー以来3度目の優出で待望の初制覇を決めた。2着は毒島誠、3着は椎名豊。今節の売り上げは目標の75億円を大きく上回る89億5372万5600円を記録した。
 準優までは、いい緊張感で臨めていた入海。だが1枠の優勝戦では、さすがに鼓動が大きくなった。「メチャクチャ緊張しました。それでも自分は茅原悠紀だと思って行きました」

 1マークでは6コースから放たれた矢のように迫った島村の姿が見えたが1マークを思い切って回った。2マークのターン後、毒島が迫ったが、これも振り切った。「ターンがふがいなくて毒島さんに迫られたけど2周1マークから気持ちを入れ替えました」。しっかりと1着ゴールに飛び込んだ。

 優勝後のインタビューでは、うっすらと涙を浮かべた。昨年の下関ヤングダービー。1号艇で優出したがインで捲られ、3着に終わった。あのリベンジを果たすことができた。

 「ヤングダービーがあって今、自分の強さがあります。しっかり糧になったし、今回そうそうたるメンバーで勝てたのは自信になりました。これからは自信を持っていけます」

 今回得たものは大きい。タイトルそのもの以上のものがあったはずだ。入海はこれからも大舞台で活躍し続ける。

 ◇入海 馨(いるみ・けい)1996年(平8)2月27日生まれ。岡山市出身の28歳。116期、岡山支部所属。高校までは野球に打ち込み、関西高で13年選抜で甲子園を経験。15年5月、児島でデビュー。16年1月児島で初1着。18年7月児島ダブル優勝戦で初優勝。21年9月徳山ヤングダービーでG1初優出。通算1922走380勝、45優出10V(G13優出1V)。同期には妻の新田有理、大山千広、山下流心、鈴谷一平、岡部大輝らがいる。1メートル69。血液型A。

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