【芦屋ボート 全日本王座決定戦】入海馨がG1初制覇 1枠で敗れたヤングダービーの無念晴らす
2024年08月06日 19:02
ボートレース
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1マークでは6コースから放たれた矢のように迫った島村の姿が見えたが1マークを思い切って回った。2マークのターン後、毒島が迫ったが、これも振り切った。「ターンがふがいなくて毒島さんに迫られたけど2周1マークから気持ちを入れ替えました」。しっかりと1着ゴールに飛び込んだ。
優勝後のインタビューでは、うっすらと涙を浮かべた。昨年の下関ヤングダービー。1号艇で優出したがインで捲られ、3着に終わった。あのリベンジを果たすことができた。
「ヤングダービーがあって今、自分の強さがあります。しっかり糧になったし、今回そうそうたるメンバーで勝てたのは自信になりました。これからは自信を持っていけます」
今回得たものは大きい。タイトルそのもの以上のものがあったはずだ。入海はこれからも大舞台で活躍し続ける。
◇入海 馨(いるみ・けい)1996年(平8)2月27日生まれ。岡山市出身の28歳。116期、岡山支部所属。高校までは野球に打ち込み、関西高で13年選抜で甲子園を経験。15年5月、児島でデビュー。16年1月児島で初1着。18年7月児島ダブル優勝戦で初優勝。21年9月徳山ヤングダービーでG1初優出。通算1922走380勝、45優出10V(G13優出1V)。同期には妻の新田有理、大山千広、山下流心、鈴谷一平、岡部大輝らがいる。1メートル69。血液型A。