【びわこボート G1びわこ大賞注目選手<2>】藤原啓史朗 偉業達成の水面で「まずは優出」

2024年09月08日 10:00

ボートレース

【びわこボート G1びわこ大賞注目選手<2>】藤原啓史朗 偉業達成の水面で「まずは優出」
8連勝完全Vで昨年7月の秩父宮妃記念杯を優勝した藤原啓史朗
 12日から17日までボートレースびわこで開催される開設72周年記念「G1びわこ大賞」。注目レーサーの2人目は当地で金字塔を打ち立てた藤原啓史朗(34=岡山)だ。
 あれから1年2カ月が経過した。そう、8連勝完全Vで特別競走初戴冠を果たした昨年7月のG2秩父宮妃記念杯だ。「夢のようです。ボートレース人生で(タイトルを)獲れるとは思わなかった」と喜びを語った藤原は快挙を成し遂げて以降、SGやG1の出場が増えてレーサーとしての経験値を増している。

 2019年8月の67周年でG1デビューを飾ったびわこについては「嫌いではないけど、好きでもないです。ウネリが嫌いなので。たまたま、いい水面でレースさせてもらっただけで」と言いつつ「G2を勝たせてもらってるしG1に4、5回呼んでもらって準優、優勝に乗れてるので相性はいいです」と結果を残したことで、イメージは悪くないと言っていいだろう。

 ところで最近は「リズムは良くないですね。今期も10節ほど走りましたが、まずエンジン運が悪い。(2連対率)35%以上を引いてません」と波に乗れていない模様。そんな中でもダービー(10月22~27日、戸田)出場を決めるなど、逆境に置かれてもSGキップをつかんだ。本人は「その割には何とかしのいでいる感じです」と語るが、地力アップの証しと言えよう。

 3年連続4回目のびわこ周年参戦。「まずは優出が目標です。今の調子では偉そうに優勝とは言えません。オーシャン(カップ。来年7月22~27日、徳山)のポイントも欲しいから、そこを狙っていきます」と現実路線で挑む構えだが、記憶にも記録にも残る大仕事を果たした湖面を味方にG1初制覇を達成しても何ら不思議ではない。

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