【紫苑S】クリスマスパレード完勝!いざ女王への道、石川が結婚発表後初の重賞制覇
2024年09月08日 05:12
競馬
秋華賞3枚の切符を巡るサバイバルは前半5F58秒8のハイラップ。他の先行勢が早々と苦しくなる中、2番手追走のクリスマスパレードは粘りに粘った。「道中で気負わず勝負どころでもスッと反応した。ハマればこういう強い競馬ができる」。後方で待機したミアネーロ、ボンドガールの人気2騎が迫るともうひと踏ん張り。猛追を首差しのぎ、中山は3戦3勝だ。
春はフローラS4着でオークス出走に届かず。秋初戦で雪辱を果たし、クリスマスを待たずに大輪を咲かせる準備が整った。「この先は明るい未来が待っているのかなと思う」と石川。僚馬にはコラソンビート(8日の京成杯AH出走)、コスモキュランダ(次週のセントライト記念出走予定)がいる加藤士厩舎の黄金世代。反攻の秋が幕を開けた。
◆クリスマスパレード 父キタサンブラック 母ミスエリカ(母の父ブレイム)21年3月29日生まれ 牝3歳 美浦・加藤士厩舎所属 馬主・G1レーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績5戦3勝(重賞初制覇) 総獲得賞金7883万4000円 馬名の由来はツツジ科エリカ属の常緑低木の品種名(母名より連想)。