【津ボート G1ツッキー王座決定戦】松井繁がV 相性最高の舞台「いつもお世話になってます」

2024年09月11日 19:00

ボートレース

【津ボート G1ツッキー王座決定戦】松井繁がV 相性最高の舞台「いつもお世話になってます」
優勝カップを手にした松井繁 Photo By スポニチ
 ボートレース津の開設72周年記念「G1ツッキー王座決定戦」は11日、第12Rで優勝戦が行われ、松井繁(54=大阪)がインから逃げて快勝。津周年7度目のVを飾った。G1は区切りの60V。地元の松尾充が2着。優勝戦でフライングの宮之原輝紀は現時点の斡旋終了後、F休み明けから1年間のG1、SG出場停止処分となった。
 カド4コースから攻めた宮之原がプラス01のF。それでもイン松井繁はコンマ07の踏み込みできっちりと押し切ってみせた。これで津周年では7度目の優勝(他にMB大賞2V、新鋭1V、一般戦2Vで津では通算12V)。同一周年タイトル獲得数では、からつ周年7Vの松尾泰宏(引退)と並んでトップタイとなった。

 「苦しい隊形にはなったけど、1マークはうまく逃げ切れることができた。今節は前検から良かったし、最後もベストな調整ができた。同一タイトル7回目の優勝はツイていましたね」

 大歓声に包まれたツッキードームでの優勝者表彰式。ファンや関係者に津への感謝の気持ちを口にした。「7回の優勝はできすぎだけど、リズムが悪い時でもここできっかけをつかんで良くなる。津ではいつもお世話になってます」。直前のまるがめSGメモリアルでは「こんなに悪かったのは初めてかも」と言うほど苦しみ抜いたが、津に来ることで流れが一変した。

 通算60度目のG1優勝は予選トップからの王道路線で完成させた。これで来年3月の若松SGクラシックの出場権利も獲得。優勝賞金1200万円を積み上げて、賞金ランクも13位まで浮上。20年平和島大会以来のグランプリ出場も視野に入ってきた。「集中して一戦、一戦を大事に走っていきたい」。今年の舞台は地元の住之江。年末へ向けて、王者が一段とギアを上げていく。

 ◇松井 繁(まつい・しげる)1969年(昭44)11月11日生まれの54歳。大阪支部所属の64期生。89年5月住之江でデビュー。90年芦屋新鋭戦で初優勝(通算144V)。92年戸田周年でG1初制覇(同60V)。96年児島オールスターでSG初戴冠(同12V)。同期は鈴木博、服部幸男ら。1メートル68、52キロ。血液型O。

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