【アルテミスS】ブラウンラチェット無傷2連勝!G1舞台へ堂々名乗り 手塚師「言うことない」
2024年10月27日 05:08
競馬
ルメールの勢いが止まらない。今月は秋華賞、菊花賞を含めて重賞5勝目となった。「凄くいい子ですね。デビュー戦も凄く乗りやすくていい脚だったけど、2戦目でも怒ることなくずっと落ち着いていました。完璧なレースをしました」と笑顔で切り出した。
次週のブリーダーズCクラシックに挑む重賞5勝馬フォーエバーヤングを半兄に持つ良血。新馬Vの中山1800メートルからの舞台替わりに距離短縮も“一発回答”で応えた。手塚師は「言うことないです。短縮してどうかと思っていたけど、楽に好位を取れて、冷静でした。体は完成されていないけど、精神面は完成されていますね」と目を細めた。桜花賞馬アユサン、オークス馬ユーバーレーベンを育て上げた指揮官は「牝馬でここまで競走に向いている性格はいないです」とベタ褒めした。
JRA・G1・53勝を誇る鞍上も「トップレベルにいけると思う」と将来を保証した。後のG1馬リスグラシュー、ソダシ、チェルヴィニアなど名牝が勝ち上がった出世重賞。手塚師は「ここを勝てたので、次はよく考えたい」と次走の明言は避けたが、大舞台を見据えた。未来への夢が膨らむ秋の大収穫となった。