【京王杯2歳S】伏兵パンジャタワー重賞初制覇!タワーオブロンドンと父子制覇

2024年11月03日 04:33

競馬

【京王杯2歳S】伏兵パンジャタワー重賞初制覇!タワーオブロンドンと父子制覇
京王杯2歳Sを制したパンジャタワー(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 2歳G2「第60回京王杯2歳S」が2日、東京競馬場で行われ、8番人気の伏兵パンジャタワーが新馬戦に続き2戦無敗で重賞初制覇。17年当レースVタワーオブロンドンとの父子制覇を飾り、同産駒の初タイトルとなった。
 レース直前、雨脚が強まった東京競馬場。キャリアの浅い2歳馬には過酷なコンディションの中、パンジャタワーは直線、馬場の真ん中を力強く伸びた。ずぶぬれの松山は「今日は目立つ強い競馬をすることができた」と満足そうに振り返った。

 出負けした新馬戦から一転の好スタート。松山は焦らず馬群の中団へと下げた。1F延長で臨んだ一戦だったが折り合いはばっちり。初戦に続いて手綱を取った鞍上は「思っていた通りのポジションを取れていい流れに乗れた。折り合いも問題なかった」。大外に持ち出した4角で一気に加速し、メンバー最速タイとなる上がり3F33秒8をマーク。直線で脚が上がる他馬を次々と抜き去る。最後は内で抵抗するマイネルチケットと一騎打ち。首差で競り落とした。「スピード、パワーのどちらもある。こういう馬場(やや重)でも走ってくれたので力はある」と相棒のパフォーマンスに感嘆した。

 さらなる大舞台も視野に入る。デビューから1200→1400メートルと距離延長で2連勝。松山は「マイルまでなら対応できる。まだまだ良くなる馬。一緒に頑張っていきたい」と力を込めた。父は7年前に当レースを制し、G1朝日杯FSへと駒を進めたが3着。父が届かなかった2歳G1のビッグタイトル。息子も同じ軌跡をたどって、父の無念を晴らすことになるのか。今後の動向から目が離せない。

 ◆パンジャタワー 父タワーオブロンドン 母クラークスデール(母の父ヴィクトワールピサ)22年2月21日生まれ 牡2歳 栗東・橋口厩舎所属 馬主・Deep Creek 生産者・北海道新ひだか町のチャンピオンズファーム 戦績2戦2勝(重賞初勝利)総獲得賞金4569万円。馬名の意味は冠名+父名の一部。

おすすめテーマ

ギャンブルの2024年11月03日のニュース

特集

競馬のランキング

【楽天】オススメアイテム