愛子 過去4度五輪は4大会連続入賞も「一段一段」
2014年02月07日 05:30
五輪
【上村愛子の五輪】
☆98年長野五輪 長野・白馬高3年時、18歳で初出場して7位入賞。決勝では第1エアで「バックスクラッチャー・コザック」を成功するなど完璧な滑りを見せた。「思い切り滑った。今季最高の滑り」と本人も驚きの五輪デビューだった。
☆02年ソルトレークシティー五輪 6位入賞。決勝は第1エア付近でターンが乱れ「アイアン・クロス・ツイスター・スプレッド」を決めた第2エア着地も乱れた。だが里谷の銅メダルが決まると目に涙を浮かべ「悔し涙じゃなく、うれし涙。悔いはゼロ」と訴えた。
☆06年トリノ五輪 5位入賞。決勝は第2エアで女子では珍しい高難度の3Dエア「コークスクリュー720」を決めたが、タイムが遅かったことが響き「遠いですね、メダルは」と悔し涙を流した。五輪1カ月前に左膝を故障。痛みをこらえての滑りだった。
☆10年バンクーバー五輪 前年の世界選手権覇者として臨むも、メダルに一歩及ばず4位。雨で重くなった雪に苦しんで得意のターンで優位に立てず、日本女子初の4大会連続入賞にも「なんでこんなに一段一段なんだろう」と悔し泣きした。