【ブンデスリーガ・第18節 ケルン6―1ダルムシュタット ( 2017年1月28日 )】
ケルンの日本代表FW大迫勇也(26)が28日のダルムシュタット戦で2得点と爆発し、6―1の快勝に導いた。前半36分、左クロスに対し、相手DFの視界から消えながら前線に抜け出るとドイツ移籍後では初のヘッド弾でまず1点。後半27分にも右足でダメ押し弾を決めた。大迫の得点は昨年9月25日のライプチヒ戦以来、今季の公式戦通算6得点となった。
オウンゴールとなった先制点もほぼ大迫の得点だった。前半32分、右クロスに鋭い反応。相手DFの前に出て左足を突き出した。大迫のゴールに見えたが、記録はO・Gに。後半44分にはルドニェフスの得点をアシスト。4得点に絡み、あと一歩でハットトリックという活躍。得意の2トップの一角を務め“ハンパない”動きが際立っていた。
今季リーグ戦は全18戦に出場。「自分の居場所を見つけた」と大迫。今季で満了予定だった契約も20年まで延長した。昨年11月、約1年5カ月ぶりの復帰戦となった日本代表のオマーン戦でもいきなり2得点と爆発したハリルジャパンの新エース候補。17年も頼もしい存在になりそうだ。(ダルムシュタット・山口裕平通信員)