G大阪3発!!ACL本戦決めた 新加入DF三浦ダメ押しヘッド
2017年02月08日 05:30
サッカー
今季、清水から完全移籍で加入。J1では通算16試合しか経験していない。得点はU―22選抜で挙げたJ3藤枝戦での1得点のみ。それでもACL本大会出場が懸かる大一番で先発し、こちらも新加入のファビオとセンターバックでコンビを組み、対人でも強さを発揮した。精度の高いフィードでは攻撃の起点に。長谷川監督は「セットプレーで得点を取ってくれたのは大きい。新しい色を出してくれた」と手放しで褒めた。
悔しさをバネに成長を続けてきた。昨年、リオ五輪最終選考まで残りながら落選。「見返してやりたい」と次なる目標をA代表に切り替えた。そして、より高い競争を求めてG大阪へ移籍。「みんなうまい。この中で自分の良さを出せるようにしたい」。謙虚な姿勢を崩さないものの、スタメン定着へ大きなアピールとなった。
7日は中盤の底に遠藤、左右に今野、井手口の新布陣で臨んだ。優れた攻守のつなぎ役が3人並び、トップ下に入った新背番号10の倉田は攻撃の軸となった。「昨年はACLで1勝もできずに地獄を見た。その経験を生かしたい」と長谷川監督。戦力の底上げを果たしたG大阪が、08年以来のアジア王者を目指す。
▼三浦 弦太(みうら・げんた)1995年(平7)3月1日、愛知県生まれの21歳。大阪桐蔭では3年時の12年全国高校総体で4強に入り、優秀選手に選出された。13年に清水に入団し、同年5月25日の仙台戦でデビュー。14年にはU―19アジア選手権に出場。1メートル83、77キロ。