【中田浩ニの視点】攻撃力不足のWボランチ サイドを使って崩せ

2017年03月29日 09:14

サッカー

【中田浩ニの視点】攻撃力不足のWボランチ サイドを使って崩せ
<日本・タイ>前半、パスを出す酒井高 Photo By スポニチ
 【サッカーW杯アジア最終予選B組   日本4―0タイ ( 2017年3月28日    埼玉 )】 4―0で勝ったが、タイに日本の守備を崩される場面もあり、すっきりしない内容だった。ミスが多く、特にサイドからの横パスをカットされて攻め込まれるシーンが何度かあった。原因はボランチで、山口と酒井高は守備は無難だが、攻撃の選手ではないのでボランチから攻撃を組み立てていくことができなかった。トップ下の香川がボランチの近くまで下がって組み立てをすることもあったが、これでは前線との距離が開いてしまい、いい形にはならない。もっとサイドを使って崩すなど、工夫が必要だろう。
 共通意識や技術的な部分でのミスはやはり試合勘が欠けていることが影響している。常に試合に出ている選手と比較して、所属チームで試合に出ていない選手はミスが出やすくなる。6月の次戦へ向けては、とにかく所属チームで試合に出続けるようにすることだ。この先、イラク、サウジアラビアとのアウェー戦も控えており、厳しい試合ほど試合勘が大切になる。ピッチ上の全員が所属チームでポジションを獲れるようになることが重要だ。(元日本代表DF)

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