【国際親善試合 日本2―0スイス ( 2017年10月22日 長野Uスタ )】
なでしこジャパンはスイス代表と対戦し、2―0で快勝した。途中出場のMF中島依美(27=INAC神戸)が先制点を挙げ、今季なでしこリーグ得点王のFW田中美南(23=日テレ)がロスタイムにダメ押しの追加点を奪った。なでしこジャパンの次の活動は、12月の韓国、中国、北朝鮮とのE―1選手権(旧東アジア選手権)になる。
台風接近の影響で強い雨がピッチを打ちつけても、持ち味のスピードに陰りは見られなかった。後半24分。FW櫨(はじ)がペナルティーエリア右にスルーパスを送ると、素早く走り込んだ中島が右足を強振。一度はGKにはじかれたが、はね返りを拾って再び右足を振り抜きネットに突き刺した。「良いボールが来た。決められて良かった」。16年3月7日のリオ五輪アジア最終予選ベトナム戦以来の得点で流れを日本に引き寄せた。
滋賀・野洲高出身。2学年先輩には日本代表MF乾貴士がいる。乾とは実家も自転車で数分の距離と身近な存在だ。
来年4月には19年W杯フランス大会アジア予選を兼ねるアジア杯(ヨルダン)が開幕。「もっと自分たちのボール回しができると思う」と表情を引き締めた。
▼FW田中美南(得点シーンは)シュートのことしか頭になかったが、中を見てフェイントをかけて打った。FWとして結果でアピールしたかった。結果が出ると自信にもなる。