「世界一」語った4年前…勝利求めるハリル監督の姿勢に異論はないが
2017年11月23日 11:40
サッカー
日本が1次リーグ突破を狙うには、守備を固めて“ラッキーパンチ”での得点を待つのが現実的。16強に進出した10年W杯南アフリカ大会も1次リーグ第3戦のデンマーク戦で本田、遠藤の2人が揃って直接FK弾を決めるミラクルが起きなければ決勝トーナメントに進出できていたかどうかは分からない。
サッカーは勝てば官軍。プロ化から、まだ25年余りの日本が世界で存在感を示すためには、美しさを求めるより、なりふり構わぬ形で勝利をつかみにいくことが必要になる。ゆえに、ハリルホジッチ監督のスタイルに異論はない。ただ、4年前を思い出すと、現状が少し寂しくもある。本田が「世界一」を公言し、長友が「バロンドール」を目標に掲げていた、4年前を。(木本 新也)