新潟 指揮官途中交代で戦術ぶれまくり 素行に問題の外国人選手も
2017年11月23日 12:10
サッカー
新潟がこれまで伝統的に継承してきたのが前線からボールを奪って素早く攻めるという戦い方。DF大野主将は「監督が途中で代わったり、やるべきことに芯が通っていない、ぶれまくった1年だった。非常にもったいなく感じた」と頭を悩ませていた。今季、新潟に復帰した“ミスターアルビレックス”ことMF本間も「新潟の良さは前線からプレスをかけてボールを奪うこと。結局それをなかなか出せずに、出せなかったことによって勝ち点を積み上げることができなかった」と振り返った。
加えて例年、優良な外国人選手を獲得していたが、今季の外国人選手は素行に問題があった。MFジャン・パトリックは規律違反を犯して6月16日に契約解除。MFチアゴ・ガリャルドも仮病で練習を休んだ日に、選手を招いて自身の誕生会を開いたり、練習生を故意に蹴り、それをとがめた大野主将に襲いかかろうとするなどプロとしてあるまじき行為をし、9月28日には家庭の事情という理由で一時帰国することが発表された。
「ブラジル人3人でスタートしてホニしか残らなかった。能力は高かったが結果に結びつけることはできなかった。来季以降のチームに反省を生かしていかないと」。そう語った神田勝夫強化部長の言葉が全てを物語っていた。 (特別取材班)