【ベルギー遠征国際親善試合 日本-ウクライナ ( 2018年3月27日 リエージュ )】
2度のW杯を経験しているFW本田とDF長友が、サバイバルばかりを意識する若手をバッサリ斬り捨てた。本田は「全体的にレベルの低い議論が多すぎる。4年前と比べて会話のレベル一つ取っても基準が低くなっていると感じる」とブラジル大会時との意識の違いを強調した。
23日のマリ戦に出場したメンバー17人中、W杯を経験した選手は6人だけ。日本代表としての誇りや責務よりも、指揮官にどう評価されるかへの意識が先行している。長友は「監督の要求をまず達成したいのは分かる。けど、そればっかりやっていても良いサッカーや意思疎通のとれたサッカーはできない。選ばれて満足するのではなく、勝つことが僕たちの目標。(若手とは)そこの違い、バランスでギャップがある」とまで言った。
ブラジル大会前に「優勝」を公言し続けた本田は「もう一度、背伸びしてもいい。理想を追い求めてナンボ」とまくし立てた。2人は先発が濃厚。日本代表に大きな野望を植え付けるためにも、この一戦は負けられない。