ハリルJ 今夜“仮想ポーランド”ウクライナ戦 欧州組招集で5試合ぶり白星なるか?

2018年03月27日 18:27

サッカー

ハリルJ 今夜“仮想ポーランド”ウクライナ戦 欧州組招集で5試合ぶり白星なるか?
会見をする、日本代表・ハリルホジッチ監督 Photo By スポニチ
 日本代表は27日午後2時20分(日本時間午後9時20分)からベルギー・リエージュでウクライナ代表と親善試合を行う。
 バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は「ウクライナはW杯に惜しくも参加できない国ですが、攻守に連動した素晴らしいプレーを見せる良いチーム。(日本が23日の親善試合で1−1で引き分けた)マリよりもレベルは高い」と警戒した。W杯本大会1次リーグ第3戦で対戦する仮想ポーランドとなる一戦。ミーティングではウクライナの特徴を編集した映像を選手に見せるなど対策に時間を割いた。

 日本代表は欧州組を招集した試合では最近4試合勝利がない。国内組で臨んだE−1選手権も宿敵・韓国に1−4で惨敗した。MF香川(ドルトムント)、DF吉田(サウサンプトン)、DF酒井宏(マルセイユ)ら故障者が続出していることもあり、チーム作りは思うように進んでいない。マリ戦後には選手から縦一辺倒な攻撃など采配に対する疑問が噴出。指揮官がかん口令を敷くことを示唆する事態に陥っている。

 ハリルホジッチ監督は23日にフランスーコロンビア戦を直接視察。W杯1次リーグ初戦で対戦する南米の強豪の実力を目の当たりにし「衝撃を受けました。現時点でコロンビアに勝つことは幻想に近い。まだW杯の準備はできていない。2カ月にどうなっているか、見てみないといけない」と危機感を募らせた。試合会場のリエージュ市内には「長い階段」という観光スポットがある。373段の急で険しい道のりは、ハリルジャパンの前途を暗示しているようにも見えた。

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