17歳難病少年が代表合宿見学、ラモス氏励まし手術、リハビリ耐え実現

2018年05月25日 23:54

サッカー

 千葉県内で行われているサッカー日本代表合宿。30日の親善試合ガーナ戦、そして6月のW杯ロシア大会を見据えトレーニングに励む代表選手を熱心に見つめる少年がいた。愛媛県今治市内の高校に通う山本亮成さん(17)だ。
 FC今治のユースチームに所属し将来を嘱望された山本さんだったが、昨年11月に肺と心臓に腫瘍が見つかった。縦隔腫瘍(じゅうかくしゅよう)と診断され、大好きなサッカーができなくなった。気持ちの整理もままならなかったが、FC今治のラモス瑠偉アドバイザーのある提案が希望をもたらしてくれた。「手術を乗り越えたら日本代表の合宿に行こう」。

 日本代表に会いに行く。その一心で手術、つらいリハビリに耐えた。そして5月25日。17歳の少年は一つの夢をかなえた。入院中に病室に飾った本田圭佑のレプリカユニホームには本人のサインが入った。「ラモスさんのおかげで生きる希望をもらえた。本当に連れてきてくれるとは思わなかった」。日が沈んだグラウンドの脇で最高の笑顔を浮かべた。

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