偉業達成はあくまで通過点だ。U―20女子W杯を制した日本代表が26日、フランスから帰国し都内で優勝報告会見を行った。MF長野は「サッカーを始めた時からなでしこジャパンに入ってW杯や五輪で優勝するのが夢」と次の大きな野望を語った。全3カテゴリーのW杯制覇(11年のW杯、14年のU―17W杯)は女子史上初。それでもFW宝田は「もう一度、最高の景色を見られるように」と貪欲に語り、FW植木も「次の景色を見にいきたい」と同調した。
なでしこジャパンで世界一という「次の景色」を何人が見られるのか。A代表の高倉監督は来年のW杯フランス大会を見据えて「何人かを連れていくつもり」と昇格を示唆しており、若者たちの挑戦は続く。