武藤、マンU相手にプレミア初先発初ゴール「何が何でも今日やらないといけないと…」

2018年10月07日 11:13

サッカー

武藤、マンU相手にプレミア初先発初ゴール「何が何でも今日やらないといけないと…」
前半10分、移籍後初ゴールを決め、飛び上がって喜ぶニューカッスルの武藤(AP) Photo By AP
 イングランド・プレミアリーグ、ニューカッスルのFW武藤嘉紀(26)は6日、アウェーでのマンチェスター戦にリーグ戦初先発し、前半10分に移籍後初ゴールを決めた。チームは2―3で逆転負けを喫した。
 リーグ戦初先発となった武藤は1―0の前半10分、ゴール前で右サイドからシェルビーのクロスを受けると、DFヤングを背負いながらも反転して左足で強烈なシュート。相手GKデ・ヘアも反応したが届かず、ゴール中央下に突き刺さった。待望の初ゴールに、武藤は両手を広げてコーナーエリアまで走り思い切りジャンプ。チームメートに祝福され、とびきりの笑顔を見せた。武藤の追加点でニューカッスルは2点のリードを奪ったが、後半に3ゴールを奪われて逆転負け。武藤は後半33分までプレーし、MFアツとの交代で退いた。

 試合後、敗戦に悔しさを見せながらも、自身の得点については「それはうれしい。FWはゴールを決めることに一番うれしさを感じるポジション。それで評価もされる。だからこそ初先発初ゴールは本当に必要であったし、自分の価値を証明するためにも何が何でも今日やらないといけないと思っていた」と話した武藤。リーグ戦初先発は「今日言われたが、この1週間たぶん自分が先発だなという感触があった」といい、「自分ならできるという自信があった。こういう強い相手の方が自分のモチベーション的に高まった。決める自信とそれを結果に出せたことは本当に自分にとってさらなる自信になった。今日、先発で使って何もできなかったら、それで評価はそこで決まってしまう。次に使ってもらえるのはいつになるか分からない。7戦やって、やっと回ってきたチャンス。これを逃したら、今季先発で出られるかどうか分からないというふうに思っていた。意気込みというか、そこが違ったのかなと思う」と並々ならぬ気合でこの一戦に臨んだことを明かした。

 利き足ではない左足で決めたが、「逆に左足だから、そんなに狙わないで、とにかく思いっ切り打とうと。だから本当は左を狙っていたが、ちょっと真ん中に行ってしまった。けど、逆にいいコースに飛んでいたら、デ・ヘアに止められていたと思う。でも、足元に入ったというのがゴールを決められた、ラッキーだった」と振り返った武藤。数々の名勝負の舞台となった“夢の劇場”オールド・トラフォードで初ゴールを決めたことについての感慨を問われると「特にない。他人の試合とか全然見ないので。だからスタジアム名はあまり知らない。ここは知ってますけど」と苦笑いし、「FWは点を決めれば価値が上がるものなので。この1点に満足せず、これを続けて行くことが大事かなって思います」と手応えを口にしていた。

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