【カタール1部 アルドハイル1―0アルサイリヤ ( 2019年2月16日 )】
ポルトガル1部ポルティモネンセからカタール1部アルドハイルに移籍したMF中島翔哉(24)が16日、上々の新天地デビューを飾った。ホーム・アルサイリヤ戦に左MFで先発し、後半25分に絶妙なスルーパスで決勝弾を演出。チームの1―0での勝利に貢献し、自身も初陣だったファリア新監督も「よくやってくれた。それぞれの役割を果たしてくれた」と、中島ら新加入選手を称賛した。
アジア人最高の移籍金3500万ユーロ(約43億7500万円)で加入した中島は背番号10の赤いユニホームに身を包み、後半45分までプレー。決勝点をお膳立てしたほか、後半44分には決定的なチャンスもあった。右からの折り返しに合わせ左足でシュート。惜しくも相手DFに当たりデビュー弾は逃したが、笑顔を見せるなど、常々繰り返す「楽しんでプレー」は実践できた様子だった。
森保ジャパンにとっても、中島の復帰は朗報だ。準優勝に終わったアジア杯では右ふくらはぎ痛で無念の辞退。この試合はケガ明けの復帰戦でもあったが、切れのあるプレーで復調をアピールした。3月の国際Aマッチ2試合(コロンビア戦、ボリビア戦)で復帰する可能性も浮上。Jリーグ勢にとっては、ACLで手ごわいライバルとなる可能性もある。