C大阪・柿谷復活弾!11カ月ぶりゴールで王者川崎Fに千金ドロー

2019年04月06日 05:30

サッカー

C大阪・柿谷復活弾!11カ月ぶりゴールで王者川崎Fに千金ドロー
前半、先制ゴールを決めるC大阪・柿谷 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第6節   C大阪1―1川崎F ( 2019年4月5日    等々力 )】 各地で3試合が行われ、C大阪はアウェーで川崎Fと対戦し、1―1で引き分けた。前半22分にFW柿谷曜一朗(29)が右足でミドルシュートを決め、今季初得点をマーク。昨年5月5日の長崎戦以来となる約11カ月ぶりのゴールを奪い、存在感を示した。後半4分に同点弾を奪われチームとして勝ちきれなかったものの、敵地で勝ち点1を得た。
 メンバー外も味わったシーズンを経て、柿谷に待望の今季初ゴールが生まれた。0―0の前半22分、MF丸橋のパスを受けて前を向き、ドリブルで持ち上がる。相手が寄せてくる前に右足でミドルシュートを放つと、これがゴール左に突き刺さった。自身にとって昨年5月5日の長崎戦以来、実に約11カ月ぶりの一撃だった。

 「都倉選手が相手を引きつけてくれて、そのスペースにマル(丸橋)が出してくれた。最初(のチャンス)やから、シュートを打ってみようと」

 縦に速いスタイルを求めた昨季までの尹晶煥体制では持ち味を発揮できる場面は少なく、ベンチからも外されることがあった。厳しい状況に置かれていた中で、今季からはポゼッションサッカーを掲げるロティーナ監督が就任。ボールを保持する新たなスタイルを受け入れ、始動から先頭に立って走ってきた。

 「今年、やりたいことがひとつになってきている。ガシッとハマるまでには時間がかかると思うけど、ちょっとずつできるようになってきている」

 後半4分に同点弾を献上。その後に主導権を握られ続けたのは課題ながら、真っ向勝負で王者川崎Fからアウェーで勝ち点1は得た。桜満開の季節はまだ先でも、チームとしての前進が見られたことが収穫だった。

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