なでしこ坂口&岩渕 間に合わせる!6・10アルゼンチン戦へ焦らず別メニュー調整
2019年05月23日 05:30
サッカー
26日まで続く国内合宿のテーマはコンディション向上と、課題としている守備の再確認だ。この日は週末のリーグ戦で負傷交代したFW植木、FW小林がグラウンド横でバイクをこぐなど完全に別メニュー調整。右膝負傷から実戦復帰を目指す阪口と、2日のリーグ戦で右膝を負傷した岩渕は一部メニューをこなしたものの、ボールを使ったトレーニングには参加しなかった。高倉監督は「慌てず状況を確認して、段階を踏みながら」と復帰を急がせない考え。4回目のW杯となる阪口は「コンディションを合わせられるように頑張っていきたい」と話し、同じく3回目の岩渕も「これから徐々にやっていく。順調にいけば問題ないと思う」と見通しを明かした。4人とも本大会での復帰を視野に調整を続けていく。
守備の改善策として、体格の大きな外国勢を想定し週末に男子大学生と合同トレーニングを行うことが決定。フランス、ドイツと対戦した4月の欧州遠征ではクロスやセットプレーから失点を重ねただけに、指揮官は「無理やりにでも突破してボールを上げてというように、男子大学生のフィジカル的な強さを発揮してもらいたい」とリクエストをする意向だ。選手のコンディションと守備。2つのテーマを掲げ、なでしこがいよいよ最後の仕上げに入った。