鹿島 伊藤“翔Time”2分で2発 逆転1次L突破!
2019年05月23日 05:30
サッカー
「(敗退したら)割に合わない。(チームが)報われるべきだろうと思っていた。みんなの気持ちが乗ったゴールだった」
紛れもないマン・オブ・ザ・マッチ。公式戦12試合ぶりの待の得点だった。4月14日のリーグFC東京戦後から右膝に痛みを抱えていた。試合後には激痛で膝を曲げられなくなることもあった。引き分け以上で突破できた前節の敵地ジョホールDT戦で決定機を外した試合後は「自分の責任」と口にした。
だからこの日の2発は「自作自演の値千金」だという。右膝の状態を考慮し、公式戦3試合連続のベンチスタートという“休養策”で体の切れを取り戻させてくれた大岩監督には、「感謝です」。おごらないFWがゴールを決めると、三竿や白崎が次々と覆いかぶさった。
急造で臨んだ両サイドの縦の連係がうまくいかず、開始11分には元ベルギー代表MFフェライニに先制を許した。決して完璧な内容ではなかったが、それでも「悪い中でも勝つのが鹿島の良さ」と伊藤は言う。同点に追いついても勝つことだけを追求した常勝軍団が、連覇への第一関門を突破した。