FC東京が首位堅持 17歳久保が初の2ゴール、A代表初招集に弾み
2019年06月02日 05:30
サッカー
まさに“久保劇場”だ。前半30分、敵陣深くで起点となってDF室屋につなげ、MF橋本の先制点を呼び込んだのは序章。同39分のゴールで沸かせ、後半46分に総仕上げだ。相手スローインでのGKの高い位置取りを確認すると、バックパスを出すと読みボールをかっさらう。「自分でいけると思った」とGKをかわし、無人のゴールにボールを流し込んだ。17歳11カ月28日での複数得点はJリーグ史上3番目の年少記録。直近4試合で4発、ホーム3試合連続弾でフィナーレを迎えた。
安間コーチは得点の秘けつを「最大の仕事から逃げないから」と明かす。パスセンスも非凡だが、目的を見失うことはない。練習後には居残りでシュートを打ち込む。「ユース生としてトップチームに交じっていた頃から、ゴールが結末にあるプレーをする。だからタケは注目を集める」。少しでもコースがあれば足を振る貪欲な姿勢、アタッカーの責任から逃げない精神力が“日本サッカー界の至宝”を支えている。
チームをホーム8戦全勝に導き久保は「これまでのサッカー人生で計り知れない相手と戦う」ために次の戦場に向かう。初のA代表でも恐れることはない。(古田土 恵介)
《1試合2発はJ史上3番目の年少記録》FC東京のMF久保が自身初の1試合2得点。17歳11カ月28日での2ゴールは16歳5カ月30日の森本貴幸(04年東京V)、17歳9カ月14日のロドリゴ(95年横浜F)に次ぐJ1史上3番目、日本人では2番目の年少記録だ。これでJ1通算得点は5。17歳以下での得点数としては森本と並び最多タイとなった。
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