なでしこ16強で涙…若さ露呈で高倉監督「勝ち切る部分では勝負強さがまだない」
2019年06月27日 05:30
サッカー
![なでしこ16強で涙…若さ露呈で高倉監督「勝ち切る部分では勝負強さがまだない」](/soccer/news/2019/06/27/jpeg/20190626s00002014409000p_view.jpg)
CKから先制を許したが、左サイドで4人が絡む日本らしい連係から最後は長谷川が決めて追いついた。オランダの運動量が極端に落ちた後半は籾木の投入で攻撃が活性化。相手ゴールに迫る回数は増えたものの、34分の杉田のシュートはクロスバー。35分には籾木がゴール前のこぼれ球を捉えたが相手GKの好守に阻まれるなど、決定機を仕留めきれなかった。
FIFA公式記録によると日本は全4戦で54本のシュートを放ったが、うち枠内シュートは18本で得点は3のみ。鮫島が「自分たちには米国や欧州が持っているようなペナルティーエリア内での勝負強さ、パワー、スピードがまだない。後ろできれいに崩せても、結果につながらなくては」と話したように、決定力不足は早急に解決すべき課題だ。
大会は8強が出そろったが、うち7チームが高い身体能力に加えて技術、戦術を身につけ台頭してきた欧州勢。日本が誇る組織力を欧州勢も身につけ始め、単純にサイズで劣る日本が勝ち上がるのは容易ではない。自国開催の東京五輪まで残り1年。「結果を出せる選手たちが全体的に増えていかないといけない」との熊谷の言葉に、危機感がにじんだ。
▼キリンホールディングス株式会社磯崎功典代表取締役社長 選手一人一人が、最後まで戦う姿に感動しました。これからもファン・サポーターとともに、なでしこジャパンを応援していきます。