浦和、3発逆転8強!“ACL男”興梠が怒涛のヘッド2発「サッカーに不可能はない」
2019年06月27日 05:30
サッカー
![浦和、3発逆転8強!“ACL男”興梠が怒涛のヘッド2発「サッカーに不可能はない」](/soccer/news/2019/06/27/jpeg/20190626s00002181399000p_view.jpg)
「怒り」が原動力だった。きっかけは前日会見で出た敵将・金度勲(キムドフン)監督の一言だ。「浦和には警戒する選手はいないと。それを耳にして“ふざけんなっ”と火が付きました。相手の敗因はその一言です」。試合中、相手選手の肘を顔面に受け口の中が傷だらけに。それでも敵将への怒りが興梠を突き動かした。
逆転の浦和だ。優勝した17年も決勝Tは逆転の連続だった。済州には0―2から、川崎Fには1―3から第2戦で逆転した。いずれも興梠のゴールが口火を切った。今回は敵地だが、同じパターン。過去、ACL決勝Tのアウェーは1勝4敗5分けの鬼門だったが、浦和には逆転の方程式があった。
後半21分に杉本を投入、同30分には4バック布陣に移行した。大槻監督は「攻撃の種類を変えてプレッシャーをかけたかった。システム変更は選手も共有していた」と言う。興梠が決めた2点目のヘッドはその直後に生まれ、ACLの日本人最多得点記録も更新した。敵地でも圧倒的な勝負強さを見せた逆転突破。2大会ぶりVへ、赤い悪魔が加速した。