なでしこ帰国 高倉監督、東京五輪へ気持ち新た「とにかく来年に向けて進む」
2019年06月27日 12:35
サッカー
指揮官はオランダ戦を振り返り、「不用意なCKから先制を許したものの、選手が持てる力を発揮して前半のうちに追いついてくれた。後半は流れを作るところ、交代からチャンスを多く作れたのもプラン通りだったが、最後にPKを取られるのは想像外だった。ただ、結局は追加点をねじ込めなかったというのは、勝ち切るところで紙一枚が足りないということなのかなと思う」と唇を噛んだ。
さらにベスト8に欧州から7カ国が進出したことにも触れ、「ヨーロッパはものすごい勢いで国内リーグが活性化しているし、注目度も上がっている中で選手がレベルアップを急速にしていると感じた。代表チームと国内リーグは両輪。日本は国内リーグの活性化が大きな課題であり、フィジカル的にも技術的にももっと激しく、レベルの高いリーグにしていけば自ずと力がついてくると思う」と課題を口にした。
また、自国開催となる来年の東京五輪での金メダル獲得に向けて「目指さない限りは手に入らない。やり返せる場所があるので大きく成長して、どこにも真似できないサッカーを日本で披露すると私自身も強く気持ちを持った。これまでも強豪と試合をしたいということで、たくさん組んでもらいましたし、代表の活動日数はそうそう変えられないと思うが、強い国との対戦の中で強化していければ」と話した。