レアル・久保、強烈ミドルで得点に絡むも…ボールロストから失点絡んだ
2019年07月28日 05:30
サッカー
真価の試されるAマドリードとのダービーで、決して満足できるパフォーマンスではなかった。同25分には失点のきっかけとなったボールロスト。試合後のミックスゾーンでは報道陣に「お疲れさまでした」と一言だけ残して会場を後にした。
ファウルを重ねるシーンもあったが、戦っていたと解釈することもできる。ジダン監督は「負けていた状況で出場し、彼にとって複雑なものだった」と理解を示した上で「ピッチに入った後、彼は走り、プレーすることを試みた」と18歳のプレーを評価。スペイン紙マルカ(電子版)も「少なくとも久保が良いシュートを放った結果、3―7につながった」と報道。約30分間のプレーで輝きを放った若者に一定の評価を与えた。
ICC初戦のBミュンヘン戦では絶妙なスルーパスを通してビッグチャンスを演出するなど、魔法の左足を世界にお披露目。2戦目のアーセナル戦では出番をもらえなかったが、1年目の今季を3部所属のBチームでプレーする予定の久保にとって、急成長を促す強敵との対戦だった。チームは今後、30日から親善大会アウディ杯(ドイツ)に出場予定。指揮官は“日本の至宝”の今後を「マドリードに戻ってから考える」と話しており、開幕トップチームの夢は消えていない。米国で十分な結果を残せなかったが、まだチャンスはある。