鹿島 経営権譲渡は経営悪化ではなく時代の流れ
2019年07月31日 08:30
サッカー
日本製鉄は、BtoBの会社。鹿島の事業は直接的に連係しない。一方で、利用者拡大を成し遂げてきたメルカリは鹿島の「ファン」にも「まだファンでない人」にもアプローチするさまざまなノウハウがあり、それが経営と密接に結びつく。カシマスタジアムで将来導入する「5G」の技術を生かすすべや、新たな広告収入の枠組みも検討中だ。
楽天が神戸、サイバーエージェントがJ2町田の経営権を取得、ミクシィはFC東京へ出資するなどサッカー界ではIT企業の経営参画が続く。これまで日本のスポーツ界は宣伝、広告を目的とした企業スポーツによって支えられてきたが、若い経営者らは、サッカーは投資的な価値が高く新たな事業展開の場として注目している。 (波多野 詩菜)