森保J “二兎追う”32人招集!戦力底上げへ“新強化プラン”発動

2019年11月07日 05:30

サッカー

森保J “二兎追う”32人招集!戦力底上げへ“新強化プラン”発動
メンバーを発表する森保監督(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 日本サッカー協会は6日、22年W杯カタール大会2次予選の敵地・キルギス戦(14日)に向けた日本代表を発表した。東京五輪代表も兼任する森保一監督(51)は同時に発表された19日の国際親善試合のベネズエラ戦(パナスタ)のメンバーで、初招集の神戸MF古橋亨梧(24)ら国内組9人を入れ替え招集。兼任活動を本格化させた中で、来年9月にスタートするW杯最終予選をにらみ、チーム底上げへ“新強化プラン”も発動させた。
 常連が名を連ねたキルギス戦メンバーとは一転、ベネズエラ戦には初招集の進藤(札幌)、荒木(広島)、古橋(神戸)、オナイウ(大分)ら国内組9人を入れ替え選出。10月のW杯アジア2次予選モンゴル戦とタジキスタン戦は過去最少の3人だった国内組は計16人。森保監督は入れ替えに関し「なかなか招集できなかった選手や初招集の選手も含めて活動する中で、選手たちの特徴を知ること、個人としても代表としても経験値を上げてさらに代表のレベルアップをしていくこと」を狙いに挙げた。

 前日に発表された17日のU―22コロンビア代表戦では、堂安、久保、板倉のA代表常連組を選出。11月は五輪活動に専念させることを決めた。A代表の活動とは違い、海外組の拘束力がない五輪代表。本番までの限られた時間の中で、指揮官は招集が可能なタイミングで海外組を合流させることで兼任活動を本格的に始動した形だが、A代表に関しては「今後に生きてくる」と新戦力をテストする。

 見据えるは、来年9月にスタートする予定のW杯最終予選だ。ベネズエラ戦には初招集4選手ほか、18年W杯ロシア大会のメンバーだった大島、森保ジャパン初招集の井手口らも名を連ねた。2次予選とは違い、強豪国との気が抜けない戦いが続く。ケガ人など予測不能な事態も起こり得る中、戦力の底上げこそが7大会連続の本大会出場に不可欠だ。指揮官は入れ替え9選手に対しキルギス遠征中も「選手たちの活動を把握して、その上でフィジカルコーチからメニューを渡すことは考えている」という徹底ぶりだ。

 東京五輪での金メダル、そしてW杯カタール大会での初の8強入りへ――。森保監督は緻密プランで二兎(にと)を追う。

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