磐田・小川航、「強い気持ち」弾!来年24歳“五輪年齢問題”クリア信じ「しっかり準備するだけ」
2020年03月29日 05:30
サッカー
無観客で行われた「静岡ダービー」はDAZNの映像配信もあり「いつもの練習試合とはひと味違う強い気持ち」と燃えていた。前半35分、得意の裏への動きだしでGKと1対1に。「自分の存在価値はゴール。冷静に処理できた」と落ち着いてかわし、難なく右足で流し込んだ。
五輪メンバー入りへ猛アピールを続けてきた。12月のE―1選手権(韓国)の香港戦では史上3人目の代表デビュー戦ハットトリックを達成。今年1月のU―23アジア選手権(タイ)では1次リーグ最終戦のカタール戦で3連敗を阻止するゴールを突き刺した。来年8月には24歳。五輪の1年程度の延期で、原則「U―23」(23歳以下)の規定が変わらなければ出場資格を失うが、そんな状況下でも目の前のゴールに全力を注ぎ続ける。
J2の再開見込みは5月2日。調整の難しさも懸念される中で「どれだけモチベーションを高く持ってやれるかが差になって表れる」と頼もしい。五輪世代では同学年の前田(マリティモ)、1学年下の上田(鹿島)らとFWの座を争うが、今後はフル代表も目標に掲げる。「必ず入らないといけない。そこに選ばれて五輪を迎えるのが理想の形」と言葉に力を込めた。