「サッカーの試合は濃厚接触には当たらない」 専門家チームの一人が私見、再開までに基準作成へ

2020年06月08日 17:14

サッカー

「サッカーの試合は濃厚接触には当たらない」 専門家チームの一人が私見、再開までに基準作成へ
第9回新型コロナウイルス対策連絡会議を終えウェブ上で会見するJリーグの村井満チェアマン Photo By スポニチ
 Jリーグとプロ野球が連携した「第9回新型コロナウイルス対策連絡会議」が8日に行われた。Jリーグでは名古屋に、プロ野球では巨人に陽性反応者が出たことから、専門家チームからPCR検査体制についての詳細な内容が提言された。
 専門家チームは「定期検査」と「緊急対応検査」の2本の柱を設定した。「定期検査」は一定の間隔で監督、コーチ、選手、スタッフ等を唾液による検体採取で検査。一方、「緊急対応検査」は発熱や体調異常があった場合に直ちに受ける。

 定期検査については、Jリーグでは今月20日から2週間に1度のペースで12月末まで、計14回の定期検査を予定している。サッカーに比べてコンタクトが少ないプロ野球でも月に一度程度の定期検査が要求された。

 症状が出た場合の緊急対応検査については、専門家から「検査結果が出るまではチームから離れて待機することが重要」と提言された。また、遠征先で症状が出た場合に備え、会場に近い医療施設に事前交渉しておく必要性も求められた。

 また、この日の会議では「スポーツにおける濃厚接触者」の定義も議論されたという。現状は1メートルの目安で必要な感染予防策無しで陽性者と15分以上の接触があった者とされているが、一般社会とスポーツ界、あるいはスポーツ競技によっても異なる。

 専門家の一人は「サッカーの試合は、個人的には濃厚接触には当たらない」と私見を述べた。専門家チームはJリーグのチームドクターとも意見を交わしている最中だという。「再開までにある程度の基準作りが必要になってくる」とした。

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